新規公開株 IPO 用語集

belle.click画像 IPO 立会外分売 初心者の方

IPOとは

IPOとは
Initial(初めの)Public(公開の)Offering(売り出し)の略称
未上場企業が新たに株式を証券取引所に上場し
株式市場での売買を可能にする。
株式として公募売り出しがある。
(それとは別にO.A.分がある場合がある)
これらの株式を証券会社を通じて投資家に配分することを
IPOといいます。

社会的信用、知名度の向上に伴い人材確保の優位性
株式市場から資金調達が可能になります。
一方企業情報の開示が義務付けられる
株式の買占めも市場から可能なため従来の経営陣の地位も
脅かされる可能性もでてくる
そのため同族企業の多くは一部を除く株式を公開していない。

初値で売却時、公開価格より値上がりしている確率は80%
超えるため低リスクの投資として認知されている。

公募

企業が上場に向けて新たに発行する株式のこと
資金が企業に入る

売り出し

既存株主の所有株式の売却の意味
資金は企業に入りません
売り出しが多い時は初値が上がりづらくなるため
注意が必要です。

吸収金額

市場から調達する額が10億以下は小型と言われ注目度が
集中し初値が上がりやくなります。
吸収金額予想=(公募+売出+O.A.分)×想定価格
の式で計算することができます。

オーバーアロットメント(O.A.分)

公募、売り出し枚数を超える需要があった場合
大株主等の一時的に株式を借りて、同一条件で売り出しを行うこと
公募、売り出しの15%が上限
買い需要の加熱感を抑えるために使われる
冷やし玉ともいわれる

ベンチャーキャピタル(VC)

成長性の高い企業に投資しておき、上場後に利益を狙うビジネス
上場時に売りにでるので、大株主にVCが占める割合が
高い場合注意が必要です。
ロックアップがかかっているかの確認も必要です。

コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)

投資を本業としない事業会社が自己資本で
ファンド(一定規模の投資資金)を組成し
主に未上場の新興企業に出資や支援を行う活動組織
自社との関連性のある組織に投資し
本業との相乗効果を得ることを目的としている

運営は社内の投資部門、子会社、または外部のVCが任されて
いる場合があります。

ロックアップ

既存の株主に対して一定期間持ち株を売却できない制度
通常、90日間、180日間、1.5倍等の表記されることが多い
ロックアップが大株主にしっかりかかっているほど初値は
上がりやすくなります。

PO

Public(公開の)Offering(売り出し)の略称です。
既に上場している企業が新しく資金調達のために公募すること
IPOと似ていますが利益はあまり期待できません。

委託幹事 裏幹事

主幹事や引受幹事からIPOの取り扱い(販売)の
委託をうけた証券会社のこと
IPO承認時に発表される目論見書の幹事一覧に
のっていないため裏幹事とも呼ばれる
カブドットコム証券、岡三オンライン証券等が多い
扱う枚数は少なめなことが多いです。

リート(REIT)

Real Estate Investment Trustの略称です。
不動産投資信託のことです。
日本のリートをJ-REITと呼ぶこともある
投資家から資金を集め、様々な不動産を購入。
そこから得た賃貸収入や売却益を投資家に分配する
仕組みになっています。
REITのIPOは別物として考えたほうがいいです。
2019年(7月現在)のREITのIPOは3件で
全て初値が公募価格を下回ってのスタートをきっています。

ストックオプション(SO)

株式会社の従業員や取締役が、あらかじめ定められた価格で
自社株を所得できる権利のことです。
株価上昇時にこの権利を行使することにより
利益を得ることができます。
下降時は利益は得れませんが損失を被ることもありません。
この権利には行使期間の設定もあります。
持株比率(発行株式に対するSOの割合)が高いと同時期に権利行使が
行われた場合、既存の株式の価値が薄まるため注意が必要です。
10%周辺にすることが多い
上場時に権利行使期間に入っているものは売り圧力になります。

オファリングレシオ(O.R)

公募、売出、O.A.分の合計の発行株式数に対する割合
公開株式数(公募+売出+O.A.分)÷発行株式総数(既存の株式数+公募数)×100
の計算式でだせます。
低い方が利益が出やすいです。
低い=流通している株式の割合が少ないということになります。
最近の平均値としては25%~30%の間に収まっています。

スピンオフ スピンアウト

会社の1部門を切り離して別会社にすること
資本関係が継続するとスピンオフ
継続しないとスピンアウトという

価格としては親会社の株価が100円だった場合
スピン○○後に親会社70円+スピンオフ子会社30円
いった形で元の株価の合計と変わりません。

メリットとしては
・企業価値の向上
・スピンオフ企業のスピード経営
・本社の中核事業への専念
が上げられます。

他にもありましたら追記していく予定です。

そのままこちらもどうぞ
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